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たが、1996年4月の大学院政策メディア研究科の博士課程の新設を機に1つの研究所に統合した、SFC研究所の役割は、「(1)調査研究の企画・実施、(2)研究コンソーシアム体制による最先端研究開発の遂行、(3)大学の教育・研究の国際化への対応、(4)大学の教育・研究環境の整備、(5)教育の質的な改善、(6)産業ならびに行政機関の活性化、近代化の支援、(7)研究者・専門家の育成、(8)地域社会への貢献」などがあげられている。政策科学教育が机上のものにとどまらないために、このような研究所の意義は大きいと言えよう。
カリキュラム基本構成

(2)中央大学
中央大学においても「現代社会において人びとの生活のあり方を規定する諸要因を総合的に把握することを通じて、その認識を具体的な政策問題の解決に役立て、あわせて国際文化理解の向上に資する」ことを主眼として総合政策学部政策科学科・国際政策文化学科の設置を構想し、1992年12月にそれが認可され、同学部が翌年4月よりスタートしている。政策科学科においては「欧米を中心に比較的新しく形成された政策科学の成果を踏まえつつも、特に文化的要因の扱い方にみられるその不十分さを克服し、さらに社会的に有意義な学問形成をはかろうとする」基本的な意図に立脚して「新たな政策科学の形成」「法律政治・経済学の統合」「具体的政策問題への適用」の3つの特色を有する教育課程を編成している。また、「国際性を志向した教育・研究」「政策間題解決を志向した教育・研
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